脂肪注入豊胸術
基本情報
施術時間
約2〜3時間
通常価格
40万円〜120万円
ダウンタイム
1〜2週間
自然さ
持続性
脂肪注入について詳しく知る
脂肪注入豊胸術は、自分の身体から脂肪を吸引し、それを加工・精製してバストに注入する術式です。「自分の組織を使う」という点で他の術式とは一線を画し、異物反応の心配がなく、触感も最も自然な仕上がりが得られます。
この術式は「バストアップ + ボディラインの改善」を同時に実現できることが最大の魅力です。お腹・太もも・腰回り・二の腕・背中などの気になる部位から脂肪を吸引し、バストに移し替えます。脂肪吸引によって余分な脂肪が取れ、バストにはボリュームが加わるため、全身のプロポーションが一度に改善します。
脂肪注入の歴史は1890年代にまで遡りますが、豊胸術として確立されたのは2000年代以降です。当初は注入した脂肪の多くが吸収されてしまう問題がありましたが、脂肪の精製技術の向上により定着率は大きく改善しました。現在では、適切な手法で施術すれば注入脂肪の50〜70%程度が定着するとされています。
触感の自然さは全術式中ナンバーワンです。パートナーに触られても気づかれないほど自然で、見た目もまるで生まれつきのバストのように仕上がります。レントゲンやCT検査にも映らないため、将来の健康診断にも影響しません。
ただし、この術式には「十分な量の脂肪を持っていること」が前提条件となります。極端に痩せた方は、バストに注入するための脂肪が確保できない場合があります。そのため痩せ型の方にはヒアルロン酸注入やバッグ挿入が推奨されることがあります。
また、注入した脂肪の30〜50%は体内に吸収されるため、思った以上のサイズアップのために医師は吸収分を見越して多めに注入するか、2回に分けて施術するプランを提案することもあります。1回の施術で自然に見える範囲のサイズアップ(1〜1.5カップ程度)が一般的です。
メリット
自分の脂肪で自然な仕上がり
異物反応の心配がない
同時に脂肪吸引でボディラインも整う
レントゲンに映らない
デメリット
脂肪吸引が必要
注入脂肪の一部は吸収される
十分な脂肪量が必要
他の術式との比較
vs ヒアルロン酸注入
脂肪注入は定着すれば半永久的な効果がありますが、ヒアルロン酸は1〜2年で吸収されます。触感は脂肪注入が最も自然です。一方、ヒアルロン酸は手軽さとダウンタイムの短さで優れています。「一度で長期的な効果を得たい」なら脂肪注入、「まず試したい」ならヒアルロン酸です。
vs バッグ挿入
バッグは確実に2〜4カップのサイズアップが可能ですが、脂肪注入は通常1〜1.5カップです。ただし脂肪注入は異物を入れないため安心感が高く、触感も最も自然です。「大幅サイズアップ」ならバッグ、「自然さ最優先」なら脂肪注入です。
vs コンデンスリッチ・幹細胞脂肪注入
これらは通常の脂肪注入の進化版です。コンデンスリッチは不純物を除去して定着率を上げ、幹細胞脂肪注入はさらに幹細胞で生着をサポートします。費用は高くなりますが、より良い結果を求めるならこれらの進化版がおすすめです。通常の脂肪注入はコストと効果のバランスが良い選択肢です。
こんな方におすすめ
自然な触感を重視する方
気になる脂肪もある方
異物を入れたくない方
この術式が向いていない方
極端に痩せた方(脂肪確保が困難)
2カップ以上の大幅なサイズアップを一度で求める方
手術や全身麻酔に強い恐怖感がある方
体重の大幅な増減を繰り返す生活習慣の方
この術式が解決する悩み
脂肪注入は、以下のようなお悩みを持つ方に選ばれています。
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脂肪注入の費用を詳しく
脂肪注入豊胸の費用は、脂肪の精製方法・吸引部位の数・クリニックのレベルによって異なります。
費用の目安
通常価格:40万円〜120万円。中心価格帯は60〜90万円のクリニックが多いようです。(あくまでも目安です)
費用に含まれるもの
脂肪注入の費用には、脂肪吸引の費用も含まれています。つまり「バストアップ+部分痩せ」のセット価格と考えると、コストパフォーマンスは意外と高いです。脂肪吸引単体でも20〜50万円程度かかることを考えると、脂肪注入豊胸はお得とも言えます。
吸引部位による価格差
1部位(お腹のみ)よりも複数部位(お腹+太もも+腰回り)の方が費用は上がりますが、より多くの脂肪を確保でき、ボディラインも広範囲で整えられます。
長期コスト
定着した脂肪は半永久的に維持されるため、ヒアルロン酸のような追加注入の費用はかかりません。長期的に見るとコストパフォーマンスに優れた術式です。
施術の流れ
カウンセリング・術前検査
希望するバストサイズと脂肪吸引部位を決定。体型を評価し、確保可能な脂肪量を見積もります。血液検査なども行います。
デザイン・マーキング
脂肪吸引部位のデザインとバストへの注入プランをマーキング。脂肪の採取量をバランスよく配分します。
麻酔
全身麻酔または静脈麻酔+局所麻酔を行います。チュメセント法では脂肪吸引部位に局所麻酔液を大量に注入し、痛みを軽減しつつ脂肪を柔らかくします。
脂肪吸引
カニューレ(細い管)を使用して、お腹・太もも・腰回りなどから脂肪を吸引します。吸引した脂肪は専用の装置で遠心分離等の精製処理を行い、バストへの注入に適した状態に加工します。
脂肪注入
細いカニューレでバストの複数方向から少量ずつ脂肪を注入。一箇所に大量に注入するとしこりや壊死のリスクがあるため、層状に分散させて注入するのがポイントです。
仕上がり確認・圧迫固定
注入後にバランスを確認。脂肪吸引部位には圧迫用のガードルを装着します。
術後検診
1週間・1ヶ月・3ヶ月で検診。定着した脂肪の量を確認し、必要に応じて追加注入の相談を行います。
ダウンタイム・術後経過の詳細
脂肪注入のダウンタイムは「バスト」と「脂肪吸引部位」の2箇所を考慮する必要があります。
バスト側
腫れや痛みは比較的軽く、バッグ挿入と比べて術後の不快感は少ないです。内出血は1〜2週間で消失します。
脂肪吸引部位
お腹や太ももの脂肪吸引部位は、バストよりもダウンタイムが長くなります。内出血・腫れ・筋肉痛のような痛みが1〜2週間続きます。圧迫用ガードルは2〜4週間着用します。
全体的なタイムライン
• 術後1〜3日:最も腫れ・むくみが強い時期。安静推奨。 • 4日〜1週間:デスクワーク復帰可能。移動は問題なし。 • 1〜2週間:日常生活にはほぼ支障なし。吸引部位の圧迫は継続。 • 1ヶ月後:吸引部位のむくみが引き始める。バストの腫れも落ち着く。 • 3ヶ月後:注入した脂肪の定着が安定。最終的な仕上がりが見えてくる。 • 6ヶ月後:完全に安定。吸引部位もスリムなラインに落ち着く。これは目安であり、個人差があるので医師に相談することが大切です。
リスク・副作用について
脂肪の吸収
注入した脂肪の30〜50%は体内に吸収されます。これを見越した注入計画が必要であり、医師の経験が仕上がりを大きく左右します。
しこり(脂肪壊死)
注入脂肪が血流不足で壊死し、しこりになることがあります。少量ずつ層状に分散注入する技術で確率を下げることが可能です。
脂肪吸引部位のトラブル
吸引部位の皮膚のたるみ、左右差、色素沈着、漿液腫(組織の隙間にリンパ液などがたまる状態。多くは自然に吸収されますが、大きい場合は注射針で吸引する治療が行われる)などが起こる可能性があります。
感染症
脂肪吸引・注入ともに感染リスクがわずかにあります。清潔な環境での施術と術後の抗生剤投与で対策します。
脂肪塞栓症
極めて稀ですが、脂肪が血管内に入り込む重篤な合併症です。実績のあるクリニックでの施術が最大の予防策です。
左右差
注入量の微調整や脂肪の生着率の左右差により、仕上がりに左右差が生じることがあります。追加注入で修正可能です。
脂肪注入の対応クリニック
脂肪注入に関するよくある質問
Q.
脂肪注入した脂肪はずっと残りますか?
A.
注入した脂肪の約50〜70%が定着し、残りは体内に吸収されます。定着した脂肪は自分自身の組織として生着するため、半永久的に維持されます。ただし、極端なダイエットをすると定着した脂肪もある程度減少する可能性があります。
Q.
痩せ型でも脂肪注入はできますか?
A.
体型にもよりますが、お腹・太もも・腰回りなどから必要量の脂肪を確保できることが多いです。ただし、極端に痩せ型の方は脂肪が足りず、ヒアルロン酸やバッグ挿入が推奨される場合があります。カウンセリングで体型を確認し、施術可能かどうか判断してもらいましょう。
Q.
脂肪注入で何カップアップできますか?
A.
一般的に1回の施術で1〜1.5カップ程度のサイズアップが目安です。注入脂肪の一部は吸収されるため、大幅なサイズアップを希望する場合は2回に分けて施術するプランが提案されることもあります。
Q.
脂肪注入でしこりはできますか?
A.
少量ずつ層状に分散して注入する技術(マイクロドロップレットテクニック)を用いることで、しこりのリスクは大幅に低減できます。万が一しこり(石灰化)ができた場合でも、乳がんの石灰化とは画像上の特徴が異なるため、日本乳癌学会のガイドライン等に基づき専門医であれば鑑別が可能です。自分の脂肪によるものであるため健康上の問題は少なく、経過観察で消失するケースがほとんどです。
Q.
脂肪吸引の跡は残りますか?
A.
脂肪吸引は数mm程度の小さな穴から行うため、傷跡はほとんど目立ちません。おへその中や下着のライン上など、目立ちにくい部位に開けることが一般的で、術後半年もすれば肉眼ではほとんど確認できなくなります。
Q.
脂肪注入後にダイエットしてもいいですか?
A.
軽度のダイエットは問題ありませんが、極端なダイエットは定着した脂肪も減少させる可能性があります。バストの脂肪は他の部位と同様に体重変動の影響を受けるため、施術後は極端な体重変動を避けることが推奨されます。
公的機関・学会の参考情報
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